2021年3月13日土曜日

Oslo@久留米

 富松うなぎにてセイロ蒸しと鯉のあらいをいただき、久留米シティプラザへ。

オスロ合意の舞台裏を描いているのだが、どっちに転がるんだろうと引き込まれる舞台だった。ばれたら殺されかねない交渉(実際のちに首相は暗殺されてるわけだし)を仲介するノルウェー人夫妻。ちょっとコミカルな部分もありつつ、スリリングだった。テリエ(坂本さん)は人たらしだったんだろうな。モナ(安蘭さん)も美しくて潔くてしなやかだった。

漸進主義、私の直面している問題についてもこれを適用できないだろうか。
両国の代表がそれぞれを「承認」していく。
時折、これだから男は厄介なんだと思う場面もあった。

昼公演のカーテンコールの最後に共演者の方からつつかれて、坂本さんがコメントした。
グループとは関係ない舞台だし、解散についてのコメントではないだろうと思ってたら、ファンに向けての言葉だった。スポーツ報知サイトに全文がUPされていたので、ありがたく引用する。

みなさんのお言葉に甘えてというか。

 本来は、こういう場でお話しすることではないんですが、昨日V6の解散ということをお伝えさせていただきました。本当に文面の通り、映像の通り、前から6人で話してまして、改めて25周年を迎えるにあたって僕らというものを見つめ直した時に、色々な話をしていく中で、森田から「チャレンジをしたい」という話があって、初めて聞いたので、ちょっとビックリはしたのですが、僕らは人生の半分以上一緒にいる仲間で、その仲間の提案を他の5人は止めることができません。僕たちができるのは彼を応援するだけでした。

 それで改めて、それをきっかけに5人がV6、そして、それぞれの将来を考えた時に、それが僕たちの新しい形なんじゃないかなとなり、みんなが笑顔で「そうだね」と言って、いつ言おうかいつ言おうかと思いながら、昨日という日を迎えました。みなさんにとっては、非常につらくて悲しいお知らせではあったと思いますが、第2章のスタートとして、僕たちはこのエンターテインメントの世界に居続けますので、今後とも変わりない声援をお願いします。

 11月1日にラストを迎えますが、まずはこの「Oslo(オスロ)」のラストを全員で迎えることができるはずですので、皆様また健康でお会い出来る日を楽しみにしております。本日はありがとうございました。


私がどうしようが、現実は変わらないので、  まずはこの現実を認め、私のできることをやるしかないのだと思う。全体主義では「嫌だ」という気持ちには勝てないけど、6人が自分自身の将来とファンの思いの間で悩んでくれたんだとは信じられる。6人にはあえなくなるけど、TTTは続けてくれるはず。少しずつ「良かった」探しをして、「良かった」で「嫌だ」をしぼませていきたい。坂本さんの言葉を生で聞けたのは本当に良かった。第2章のスタートを信じて応援しなきゃと思った。

客席からは坂本さんが話しはじめてすぐ、すすり泣きが聞こえてきて、みんな我慢してたんだなと思った。私はなんだか目がかすんでいて、涙目なのか、かすみ目なのか、花粉症なのかよくわからない。

夜公演は一般チケットで2階席。昼は前方で双眼鏡我慢してたので、存分に双眼鏡を使う。
改めて、すばらしいカンパニーだと思う。みんなすごい。特に石橋さんはパンフの写真と舞台上の姿が全然違っていて、他の舞台で見てもあの共産主義者だときっと気づかない。相島さんと河合くんのコンビもチャーミングだった。益岡さんも福士さんもすごいオーラだった。

ラスト、オスロ合意が成立した後でも紛争が絶えない現実に、テリエが絶望するんだけど、でも成し遂げたことを振り返って、これからできることに希望を見出して終わる。

私も今の現実はつらいけど、V6にこれまでもらったものを大切に、これからの新しい6人へ期待して応援しないとと思った。解散しても生きて、エンターテイメントの世界に居続けてくれてそれぞれを応援できるんだから、私は恵まれている。

お知らせの直後にこの舞台を観劇できてよかった。心から感謝しています。

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