2020年2月1日土曜日

アルトゥロ・ウイの興隆@KAAT

1/31と2/1の昼公演を観劇。

白井さんの演出で音楽劇で、真っ赤な舞台になっていて、プレヒトも草葉の陰で驚いていることでしょう。演出家ってすごいわ。

客席にキャストが降りてきて、客席をあおるだけでなく、芝居もしていて、巻き込まれる。
この熱狂に巻き込まれたくない気持ちと、巻き込まれたほうがいいのかな?という気持ちと、悶々としてしまった。内容に引きずられて、心からスタンディングオベーションできない。ほらほら熱狂したいんでしょと見すかされていて、悔しい。

クサナギさんは文句なしにかっこよかった。歌もダンスもすごいなって。あさイチで焦ってたけど、やっぱり本番に強いのかな。ウイだった。
あまりにウイすぎて、私は何を見てるんだろうと思ったくらい。私はカリスマではなくて市井の人を演じるクサナギさんが見たいんだと思う。
でもすごく好きな表情もたくさんあって、新しいクサナギさんで、本当にもやもやしてしまった。