2019年5月17日金曜日

家族のはなし PartⅠ@京都劇場

出演者は全員で5人なんだけど、池田成志の安定感ハンパないし、小西真奈美は顔ちっちゃくてかわいいのにどっちの台詞も多いし、小林きな子さんも豪快なのにチャーミングだし、畠中洋さんも何でもこなせそうだし。蒲田から20年経ってるなんてウソでしょ?

5/17から3日間、夜(1階2列目)・夜(2階)・昼(1階中段)と堪能した。どの席もそれぞれに楽しんだけど、最初の2列目はやっぱりすごかった。お友達に感謝です。

また2日目には奈良の今井町に伊右衛門ロケ地を見に行ったり、3日目には青もみじ狩りでたまたま通りかかった瓢亭の朝粥いただいたり、劇場以外でもすっごく充実した3日間だった。おつきあいいただいたお友達に感謝です。私も「友達にめぐまれてるみたい」。

以下、ネタバレです。


第1部は夫婦と犬のはなしで、人間世界と犬世界とその中間にあるようなアジア人カップルと。

犬(ハッピー)が夫婦のご機嫌をとろうとおどけるところや、パンダのぬいぐるみで遊ぶところ、嫌いな写真とられて「あ、たましいが」の昭和なところ、ラストに僕の好きなものを羅列するところが激かわだった。犬といっても茶色のTシャツ+デニム上下の衣装で、だんだんそのTシャツに汗がしみてくるのが、生身な感じがした。
途中畠中さんの歌があってVTRにくるみちゃんがでてきて「何してるの?」って聞いてくるんだけど、その答えが「仕事だよ」で。これって俳優の仕事という意味なのか、犬にとって人間の相手をするのを仕事と捉えているのか、と書きながらもどっちでもいいかぁとなるゆるい感じがいいと思う。

あと、ハッピーみたいな大型犬飼うならマンションは1階にしたほうがよい。クレームめんどくさいもの。


第2部は笑うと記憶がとんでしまう妻とその旦那のはなし。

妻がかわいい。夫もかわいい。そして切ない。結婚5周年で夫が作った「ずっと2人で笑って」という曲もすばらしい。
基本笑わないけど笑うのは夫の前だけというセリフが泣きポイント。
こんな思いやりダダもれ夫婦になりたかった。何度も同じことを繰り返し説明する微妙な変化とか、記憶障害のことを説明して向き合う姿とか、もうたまらない。この二人だと蒲田のこととかちょっと思い出したりしちゃうわけよ。いっそ、結婚したらどうかしら。結婚しても舞台共演は続ける条件付きで。

0 件のコメント:

コメントを投稿